才能を活かすキャリアの築き方 ~好きな事と自分の軸~

仕事・キャリア

現代のビジネス環境では、一人ひとりが自らの才能を最大限に活かし、キャリアを築くことが求められています

従来の「企業に依存する働き方」から、「個の力を伸ばし、組織と共に成長する働き方」へのシフトが進んでいます

これは、「風の時代を充実していきていくために」というブログ記事で書いたことにも通ずることです

個として何ができるか、どんな貢献ができるかが重要な点です

サッカーや野球のように、個がしっかりしていてこそチームとしても機能するということです

さて、厳しい時代になってしまったようにも思えます

自分には何ができるのか、自分には特別な才能なんてない、と考えてしまいがちです

ですが、実は、才能とは誰にでも備わっているものです

特別な訓練をしなくても自然にできてしまうことや、自分が好きで夢中になれることの中にこそ、本来の才能が眠っています

本記事では、才能を活かしてキャリアを築いていくための方法について書こうとおもいます

才能とは「好きなこと」「自然にできること」

才能というと、特別なスキルや天才的な能力を思い浮かべるかもしれません

しかし、才能とはそれほど大げさなものではなく、むしろ「自分が苦労せずにできること」の中にあることが多いです

例えば、以下のようなことが挙げられます。

  • 人の話を聞くのが得意で、相手に安心感を与えられる → カウンセリングや人材育成に向いている
  • 文章を書くのが好きで、考えを整理するのが得意 → ライターや企画職で才能を活かせる
  • 細かい作業を黙々と続けるのが苦にならない → データ分析や経理業務に適性がある

「自分には特別な才能がない」と思っている人でも、日々の生活の中で自然とできてしまうことを振り返ってみると、実はそれが才能であることに気づくかもしれません

例えば「営業」といっても新規開拓型の営業職と、来店型の営業職と、既存顧客との取引中心の営業職では、求められる能力が異なります

現代は多岐にわたる職種があります。ひとえに営業と言っても色々です

一人一人の才能は、ある特定の職業や職種に限定されるものではなく、ある資質が活かせる仕事や環境は意外と広く存在するものなので、実は輝ける領域というのは結構あると言えそうです

自己の軸を持つことがキャリア成功の鍵

あと、才能を活かすために大事な視点として「自分の軸」を持つことが重要です

これは、もう10数年前の40歳くらいの時のことですが、あるグローバル企業の経営者から教わりました

「自分の軸を持つ」とは、自分の価値観、信念、目標、判断基準などを明確にし、それに基づいて行動することや物事を決めていくことを意味します

自分の軸を持つことが、仕事上重要とされるのは、以下の理由からです。

1. 迷いが減り、判断が早くなる

自分の軸があれば、選択肢が多くてもブレずに、自分にとって最適な決断を下せます

2. 一貫性が生まれ、信頼される

仕事のスタイルや発言に一貫性がある人は、周囲から信頼されます

例えば、「誠実さ」を軸に持つ人は、どんな状況でも正直な対応をするため、長期的に信頼を築けます。

3. キャリアの方向性が明確になる

「自分が本当にやりたいこと」や「大切にしたいこと」が明確になれば、どんなことに取り組むべきかが分かり、無駄な遠回りを減らせます。

4. 他人に流されずに主体的に行動できる

周囲の意見や流行に左右されず、自分の判断基準に基づいて行動できるため、ブレずに成長し続けることができます

5. 頑張りがきく

自分の軸が明確だと、多少の困難があっても「なぜこれをやるのか」が分かっているため、粘り強くなり頑張りがききます

リーダーの資質は誰にでもある?

カリスマ的な存在である必要は全くないです

むしろ「自分の才能を理解し、活かすこと」や「人の強みを活かせること」がリーダーシップの本質といえます

優れたリーダーほど、自身の得意なことを最大限に活かし、チームの強みを引き出すことに長けています

例えば、以下のようなリーダー像があります

  • 支援型リーダー共感力が高く、メンバーの話をよく聞き、サポートに徹するタイプ
  • 戦略型リーダー分析力が高く、データに基づいた判断が得意なタイプ
  • ビジョナリーリーダー大きな目標を掲げ、人々を鼓舞するタイプ

リーダーやリーダーシップの取れる人というと強烈なバイタリティのある人を思い浮かべたり、特別な人という印象をもつかもしれません

ですが、リーダーシップは後天的に獲得できる能力であると、多くの研究や専門家が指摘しています

例えば、ピーター・ドラッカーは、リーダーシップは生まれ持った特性ではなく、訓練や実践を通じて身につけられる「仕事」であると述べています

誰しも、自分の才能ある分野では、スタイルの違いこそあれ、物事をリードできてしまいます

自分の才能を活かしながらリーダーシップを発揮するためには、自身の強みを理解し、それに適したリーダースタイルを確立することが大切だと思います

自分の軸を見つけるには?

ワタシ自身のキャリアを振り返ってみると、いくつかこうしたらよいのではというのが浮かびます

  • 何に熱中したか、何にやりがいを感じたか仕事だけでなく、学生時代も含めての経験を振り返る
  • 大切にしたい価値観を整理する(書き出す)
  • どんな仕事や働き方をしたいかといった理想のキャリアを考える
  • 尊敬する人を分析する(なぜその人を尊敬するのか) など

才能は誰にでもあり、それを活かすことがキャリア成功の鍵です

好きな事、あまり苦労せず自然にできてしまうことは何かをつかんでおくこと、そして、自分の軸(ブレないもの)を持つことが、キャリア形成、良い仕事を為すことにおいて最も重要な要素の一つです

タイトルとURLをコピーしました